明るい性格だったAさんは、
姑との暮らしの中で心はだんだん
うつ状態になっていったそうです。
気がつくと、踏切の前に
たたずんでいたこともあったとか。
義母と同居せずに済んでいる人が
羨ましくてしかたがなく、
「どうして私だけ、心の通じない人と
毎日暮らさなければならないの。
嫁姑問題なんて愛があれば大丈夫なはず
と思っていた自分が甘かった」と、
毎日お風呂場で泣いていたそうです。
そのうち、義母と同じ部屋にいるだけで
息苦しくなったり、義母の声を聞くだけで
吐き気がするようになりました。
もしかしたら
過去世からの因縁ではないかと思い、
いろいろ本を読んで調べ、
心理カウンセラーやそのほかに
スピリチュアルなカウンセリングも習い、
ヒーリングセッションなどを
受けまくったそうです。
知人の紹介でセッションに来られました。
セッションが始まった途端に、
黒いマントを着て黒いフードをかぶった
魔女のお婆さんが視えました。
いったい何をしようとしているのでしょうか?
何かから逃れているのか、
あたりをきょろきょろ見まわしながら、
山の上に登っていきます。
逃げているのではなく、
薬草を探していました。
彼女の過去世は
色々な薬草を干して乾燥させ
塗り薬や飲み薬を作って
村の人たちの病気を治していたのです。
彼女は今世、
本来の仕事をしていないのです。
人に奉仕する仕事をするべきなのです。
それなのにたった一人の義母にだけ目がいき
狭い世界でののしったり、
恨んだりしているのです。
光が彼女のハートを満たした時、
黒いドロドロの物体が流れ出しました。
10年間の間、自分は正しい、
義母が悪いと憎み続けた
ドロドロになったエネルギーが
彼女の体から出ていったのです。
負のエネルギーが出ていくと
変容するんですよ。
驚くほど変わります。
一ヶ月後、現れた彼女は
憎しみが消えた明るくて華やかな
本来の姿になっていました。
文 ライトワーカーれい華